剣盾ダブルS12構築記事 バナコーポリ2スイッチ ~環境破壊最高!~

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バナコーポリ2グッドスタッフver1

今回は自分が使い始め、s12中期~終盤にかけて環境を席巻したバナコーポリ2について書こうと思います

バナコーポリ2ウーラオスという並びは自分は鎧環境でも使用していました。しかしイエッサンブリムオンというきつい並びの流行やエースバーンの台頭、リザードンの存在によって結果を残すことができませんでした。しかし今季イエッサンブリムオンはほぼ消え、バトルレジェンドでの経験によってエースバーン、リザードンへの回答となる2体(後述)を見つけられたことから、構築としては冠環境以前に完成していました。「鎧環境で思いついていれば...」というのが冠環境考察前のこのパーティーに対する自分の思いです。

 

環境開始以前にSDを回していたところ、環境はGファイヤー、メタグロス、ブリザポスであふれており、この3すくみになると予想できました。したがってこの3構築にうまくメタを張ることが必要と考えました。そこで着目したのがコータスです。

コータスはトリル下においてメタグロス、ブリザポスに強力な弱点技を叩き込むことができ、またGファイヤーの強みはジェット逆上後の上からの全体怯み技であるため、トリルを張ることはかなりの対策だと言えました。しかし、コータスの噴火ではダイマブリザポス、メタグロスを一撃で倒すことはできません。(相手H252自分木炭想定)

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そして今シーズンを通して常に使用率トップであったカプ・レヒレに対して弱いという弱点もありました。

それらの補完となったのがちょうどフシギバナなのです!

フシギバナカプ・レヒレに強いことはタイプ相性から言うまでもないことに加え、今作で追加されたキョダイマックスの技、キョダイベンタツの追加効果によって、さまざまなポケモンコータスの噴火圏内に押し込むことができます!
カプ・レヒレでさえも噴火*2+ベンタツダメージ*2最大体力の100%のダメージとなります(実際は木の実などがありますが)
実際環境初期はコータスとウーラオスでレヒレを倒す試合が多かったです笑


それでは構築解説に移ります

Normal Sprite

フシギバナ(キョダイ個体)

ようりょくそ

バコウのみ

31/x/31/31/31/31

ハードプラント ヘドロばくだん だいちのちから まもる

H252 B4 C252 ひかえめ

この構築のメインダイマ
以前は晴下でドラパ抜きまでsを振っていたが、最速ドラパは弱いと踏んで思い切ってHCにしたのが功を奏した。(HPミリ耐えで勝った試合が何度もあったため)
130族に抜きたいポケモンがいなかったのでs4振りはしなかった
技は完全に固定
ダイマ切れ後も役割を持つことが多かったので守るは必須
他3技も必須である。眠り粉は弱いので入れない。

眠り粉という技は外してもゲームエンドでない(打ち得)のときか、当てるしか勝ち筋がないときに打つものであるため、守るより必要な場面が少なかった。
バナで初手脳死で粉を打つ人はへた!(自論)
バナは壊れ技のベンタツ打ってた方が強いです

運用としては、初手にポリ2と投げて基本初手ダイマトリル→味方を強化してベンタツ打って早めに退場が基本。
とにかくベンタツを打つことを意識していたので相手が草半減属性でも打った結果受けだし破壊ができることも多かった。

このフシギバナのやばいところは、バコウのみを持たせていることで、型ばれしていない前提ならジェット持ちポケモン相手なら出し勝ちという点である。

(例 相手Gファイヤーマンムー 自分バナポリ2 で出し勝ち)

環境初期はこちらのパーティーを見てほとんどの人が初手飛行ポケジェットをしてくれたので、easy win を連発していた。

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画像は100戦終了時の画像であるが、上4体の選出があまりにも安定していたため勝率が8割近くあった。大体バコウのみのおかげである。

Normal Sprite

ポリゴン2

ダウンロード

進化の輝石

31/x/31/31/31/x

冷凍ビーム トリックルーム 自己再生 サイドチェンジ

H244 B212 D44 図太い

トリル役兼氷弱点処理枠
Bは陽気ハチマキウーラオスのインファ乱数耐え(87,5%)
Dは余り
試運転時に微調整を重ねたが、未だに最適な配分が分からない1体。
何度もトライアタック入れないのと聞かれたが、冷ビを切るとランドガブに勝てなくなるので切れず、トリル再生は抜く意味がなく、サイドチェンジとの択であったが、サイドチェンジが強すぎるのでトラアタは抜けた
Dが薄めだが、バナのダイアースで強化できるので初手以外に問題はなかった。
再生によって何度もトリルを張ったりコータスが落ちてウーラオスを出すターンにトリルを返したりと柔軟な動きが可能になった。
バナコー共に有効打がないドラパルトに強いのもよかった。

Normal Sprite

コータス

ひでり

木炭

31/x/31/31/31/0  れいせい

噴火 熱風 大地の力(ソーラービーム) 守る

H252 C252 B4

このパーティーのトリルエース。
前述のとおり環境にかなり刺さっていた。フシギバナとの相性補完もよく、主にこのポケモンフシギバナで相手ポケモンを倒していた。
技構成に関して、初期はヒードランを見るため大地の力を採用していたが、あまりにもいないのとレヒレで詰むことがあったので途中でソーラービームに変えた。
余談だが、このパーティーの命中不安技はこいつの熱風だけである。命中不安技嫌いなので。
コータスの強みの一つとして、メインウェポンが全体技というのがある。
その点ではサイドチェンジや守る択を無視した行動ができ、安定して立ち回れるのだ。

 

Normal Sprite

ウーラオス

不可視の拳

気合のタスキ

31/31/31/x/31/31 ようき

インファイト 暗黒強打 不意打ち 守る

A252 D4 S252

見切りより守るのモーションが好き
ぶっ壊れポケモン
強いことに加え守る貫通のおかげで2連守トリル枯らし運負けとかいうバグを発生させずに勝てるため、トリル下で出してもコータスが横にいるだけでかなり強い。
確定急所が積みポケモンにぶっ刺さりなのも言うまでもない。
毒突きはタスキ持ちならばそこまで必要に感じられなかった。

 

 

Shiny Sprite

ドラパルト

クリアボディ

命の珠

31/31/31/x/31/31 いじっぱり

げきりん ゴーストダイブ 守る ダイビング

H44 A252 S212 (最速エスバ抜き)

こいつだけ色違いなのは友達 @poke__another にもらった個体のため
この場を借りてお礼します マジでありがとう!
このパーティーで調整らしい調整がしてあるのはこいつとトゲキッスだけなので詳しく解説していこうと思います

まず意地っ張りの理由と逆鱗採用について
ドラパルトのA種族値は120とそこまで高くなく、準伝環境では数値が足りないといわれがちでした。しかし、以前開催された伝説1体採用可能の大会「バトルオブレジェンド」の準備段階において、ドラパルトを使うことが必須となりダメージ計算をした結果、意地、命の珠、逆鱗、A+1(手助け)、という条件下でそこそこ広範囲のダイマポケモンを一撃で倒せることに気が付きました。

以下ダメ計の例

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ダイマエースは基本耐久無振りで計算しています)
このようにかなり広範囲のポケモンを見ることができます(乱数には勝ちましょう)
最悪珠ダメで落ちてくれます。

ダイビング採用は、非ダイマランド、ガオガエン等のポケモンをサポート(手助け)なしで倒したかったためです
ジェットはスイッチトリルに合わないので切りました
余りHで実数値169なの完璧すぎる

Normal Sprite

トゲキッス

てんのめぐみ

リリバのみ(ヤチェのみ)(ソクノのみ)

31/x/31/31/31/31 ずぶとい

手助け 守る このゆびとまれ マジカルシャイン

H252 B172 D84

D補正アイテムなし控え目レジエレキの10万耐え 
残りBぶっぱ
手助けと指ができ、輝石が必要なく悪技の一貫を切れるポケモンがこいつだけ
半減実は確定で、何にするかは環境次第だった。
眼鏡やら珠やらを持ったエレキがここまで増えると思わなかったので調整ミス感がある
ドラパ初手の時は必ずこいつと一緒。

 

選出解説

基本選出

初手フシギバナポリ2 裏コータスウーラオス
選出の9割くらいこれでした。この並びが強すぎたため、選出段階で頭を使うことはあまりありませんでした。

裏選出

初手ドラパキッス 裏刺さりの良い2体
この選出をするのはおもに 

・相手にエスバ、リザなどのフシギバナをワンキルできるポケモンがいるとき
・ドラパダイマでeasy winが狙える時
・初手フシギバナの通りがかなり悪そうなとき

になります。

3つ目が分かりにくいと思うので具体例を挙げると、例えば相手が初手メタグロスガオガエンだとかなり通りが悪いです。

基本選出の立ち回り

相手の初手にガオガエンがいない、もしくはポリゴン2が集中で落とされそうにない限り、初手バナダイマ+トリルが基本ムーブです。相手の初手がブリザポスでも、裏にレヒレがいない限り一緒です。
ガオガエンがいる場合、トリル下でフレアドライブを撃ち込まれて仕事をする前にバナが落とされる可能性があります。
また、流行りの初手であったレジエレキ+ウーラオスの場合、ポリゴン2集中されるとおそらく落ちてしまうので、サイドチェンジもしくはウーラオス引きで対処するか、サイドチェンジ読み読みで突っ張るかしていました。この時共通するのはウーラオスにベンタツを打っていたことです。(構築としてウーラオスが重いため)

トリルさえ決まってしまえばあとはコータスで詰めて終われる試合がほとんどでした。
一つ気を付けていたのは、必ずキョダイベンタツを打つということです。
キョダイベンタツの定数ダメージは合計してポケモン1,25体分のダメージを相手に与えます。したがって最終的には下手に等倍技や抜群技を打つよりよっぽどダメージが稼げます。

裏選出に関しては、脳死ダイマ手助けをするだけなので、特別な動きはありません。

 

おわりに

S12では、自分のパーティーを様々な人に真似していただき、非常に嬉しかったです。このような経験は初めてでしたし、なかなかないことでもあると思うので、誇りに思います。正直にいうと、自分の目指していた形のバナコーポリ2の中で最も完成形であるのは、cobaltさん @cobalt_poke1234 のパーティーだと思いますし、
あちらの記事の方が詳しくて参考になるので読んだ方がいいです。

環境最終期にはかなりメタが張られていて、結果を残しきることができませんでした。(最終順位は聞かないでください..)
そもそも環境にメタを張ったパーティーであり、数値も低かったのでこんなものかなという感じですが、リバティ賭けを2回プレミで落としての結果なのでとても悔しいです。s13ではこの悔しさを胸に30位以内をとるため頑張ります!